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【映画の話】舞妓はレディ【ネタバレあり】

今回の映画はこちら!!

【舞妓はレディ】

 

 

出演:上白石萌音、長谷川博己、濱田岳、富司純子、大原櫻子、田畑智子、

    草刈民代、渡辺えり、竹中直人、髙嶋政宏、小日向文世、

    瀬戸朝香、加瀬亮、妻夫木聡、津川雅彦、岸部一徳ほか

 

 

 

以下ネタバレあり

 

 

【ざっくりストーリー】

 

田舎から出てきた少女が大学教授と共に、

花街のおかしな住人達に揉まれながら舞妓に成長してくミュージカル

 

 

【感想】

 

舞妓を目指して修行する主人公の春子がとにかく健気、

そして初々しくて瑞々しい!

 

 

田舎の訛りがディープで話す度に怒られる、

花街の慣習が分からずに何かする度に怒られる、

芸事初心者で稽古の度に怒られる。

 

 

故郷の言葉やそれまでの習慣、

いわば自分のそれまでの人生をすべて正面から否定されているのですから

かなりキツイのではないでしょうか。

 

見ているこちらもかなり凹みます。

それでも、舞妓になるためには京の花街のルールに染まらないといけません。

 

 

 

「当たり前のことがどうして出来ないの?」

 

「なんで何回やっても上手く出来ないの?」

 

姐さん方や師匠達の、八つ橋に包まないストレートな物言いに、

そりゃ、ストレスで言葉もでなくなるわ。

 

(姐さんたちもアバンチュールしてたのに。)

 

 

毎日壁にぶち当たりながらも、夢のために頑張る健気すぎる春子を

心から応援したくなります。

 

厳しい姐さんたちも厳しさの中に優しさが見えて、

みんなが春子の夢を応援してくれているんだと感じました。

 

最後のお見せ出しの場面、それまでの色々な場面が見えてきて本当に美しかったです。

 

 

また、センセへの淡い恋心も初々しさと瑞々しさ満開で

そこに「人生の春」を見ることが出来ます。

 

 

センセも完璧人間ではなく人間らしさも垣間見えて

そこが魅力的だったりします。

 

(”ゴキブリさん”は京都らしからぬストレートな(愛ある)悪口ですが。)

 

 

春子の一生懸命な若さとセンセの大人の色気。

「I LOVE YOU」よりも「お慕い申しております」が似合いそうな関係ですね。

 

 

 

 

 

ジャンル: コメディ、恋愛、青春

公開:2014年

監督:周防正行

脚本:周防正行

受賞:第38回    山路ふみ子映画賞 文化賞、映画功労賞、新人女優賞

    第38回 日本アカデミー賞 最優秀音楽賞、優秀助演女優賞、新人俳優賞

   第69回  毎日映画コンクール 音楽賞

   第10回 おおさかシネマフェスティバル 音楽賞