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【映画の話】青くて痛くて脆い【ネタバレあり】

今回の映画はこちら!!

 

 

 

 

【青くて痛くて脆い】

 

 

 

出演:吉沢亮、杉咲花、岡山天音、松本穂香、清水尋也、森七菜、茅島みずき、光石研、柄本佑ほか

 

 

 

 

以下ネタバレあり

 

 

【ざっくりストーリー】

 

 

未熟な青年たちのド派手に失敗した青春

 

 

【感想】

 

 

予告だけ見ると、大切な彼女を殺された主人公が

サークルに復讐するサスペンスだと思っていたのに

違いましたね。

 

 

イベントの日、”殺された”はずの秋好が出てきてましたし。

(死んでないから当たり前だけど。)

 

 

タイトルの通り、青くて痛くて脆い世界が広がっていました。

 

青春映画特有のキラキラした胸キュンなどそんなものはなくて、

ひたすらに痛い映画でした。

 

 

ファーストインプレッションから「痛い子」全開の秋好にちょっと引いてしまいましたが、

楓と秋好の二人だけの秘密結社の時は微笑ましく見ていられました。

 

その後の擦れ違いや大炎上、講堂でのガチバトルと「気持ち悪っ」等々、

見ていて痛かったです。

 

 

(個人的には秋好が楓に電話したシーンで呼び方が

「田端くん」に変わっていたのは一番痛かった。

あんなに仲良く楓って呼んでいたのに)

 

 

途中から目指していたものと違ってくることはよくあることです。

 

 

2人だけの秘密結社だったモアイに新しい仲間が加わってきて、

規模もどんどん大きくなっていって、お気に入りの場所が誰かに取られた。

 

秋好も変わってしまった。

世界も変わってしまった。

 

だから(自分の好きだった)秋好を殺したモアイを壊そうとした。

 

 

 

楓の気持ちは分からないこともないけど方法がガッツリ間違っています。

モアイの悪事をSNSに投稿して炎上させるだけならまだしも

モアイ本部に乗り込んで中傷チラシ爆弾までいったのはやりすぎです。

 

 

楓はモアイを「悪い奴」と決めつけて(一方的に)敵視しているから

モアイの全てが憎いんでしょうね。

個人情報を企業に流出させていた

モアイの事を責められないくらいやべぇ奴です。

 

 

 

屈折した、というよりは闇の抱え方が不器用な人です。

 

ノリノリで協力してくれていた董介も引いてましたね。

 

 

終盤に出てくる楓の想像したifの世界。

 

 

あったかもしれない妄想の世界が優しすぎて、

そうならなかった現実とのギャップが切なくなります。

 

(この映画を「拗らせ男子のララランド」と言っている人がいましたが、

まさにその通りですね。)

 

 

劇中は楓の視点からストーリーが進んでいましたが、

秋好の視点から見たストーリーも見て見たくなりました。

 

 

秋好は、楓がやらかしてえらいことになるまで(講堂でガチバトルするまで)

楓の本心には気づいていなかったようですし、

楓がだんだんモアイや自分から離れていったとき、

どんな気持ちだったかのか、秋好視点で見てみたかったです。

 

 

秋好と楓以外にも、一癖あるどころか全員が違う方向に面倒くせぇ奴らばかりなので、誰の視点で見ても面白くなりそうですね。

 

 

ジャンル:青春、サスペンス

公開: 2020年

監督:狩山俊輔

脚本:杉原憲明

受賞:第42回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞