今回の映画はこちら！！

 

 

【湯を沸かすほどの熱い愛】

出演：宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー、松坂桃李、伊東蒼、篠原ゆき子、駿河太郎ほか

 

 

 

以下ネタバレあり

 

 

 

【ざっくりストーリー】
余命わずかの母親が家族のためにすごく頑張る話

 

 

 

【感想】

 

 

開始10分で現実を突きつけられて、
そこからは終始泣いて見ていた気がします。

拭いても拭いても次のシーンでまた涙が溢れるので、
途中からは拭くことを辞めていました。

 

 

とにかくお母ちゃんが凄すぎる！
アクティブかつアグレッシブ、そこがアトラクティブ！

文字通り「湯を沸かすほどの熱い愛」で

周りを巻き込んでいましたね。

 

安澄を叱咤し無理やり学校へ行かせる、匠海に目標を与える、
君江にビンタ、お玉で殴る、実母の家の窓ガラスに置物を投げつけるetc・・・。

 

お母ちゃんの行動を羅列するとやべぇ奴ですね。
お母ちゃんの行動は短絡的で大胆で、ときに強引に見えるかもしれません。

 

でもお母ちゃんには時間が残っていないから
すぐに行動に出てしまうのと考えると
また悲しくなります。

 

 

家族や家族の様に温かい人はたくさんでてきますが

お母ちゃんと血がつながっている人っていないんですよね。

それなのに、一生懸命になれるお母ちゃんってほんと素敵です。

 

 

それと、伏線の回収が見事ですね。
蟹・手話・ピラミッド・遺伝子・クラクション・水色・銭湯の湯沸し。
小物ひとつひとつの伏線が回収される度に、またひとつ涙が溢れていきました。

 

 

ジャンル： ヒューマン
公開：2016年
監督：中野量太
脚本：中野量太

受賞

第40回　日本アカデミー賞　優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、最優秀主演女優賞、
　  　　   最優秀助演女優賞、新人俳優賞
第41回　報知映画賞　作品賞、主演女優賞、助演女優賞、新人賞
新藤兼人賞（2016年度）　金賞
第29回　 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞　主演女優賞
第59回　 ブルーリボン賞　助演女優賞
第31回　 高崎映画祭 最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、最優秀新進女優賞、最優秀新人女優賞
第38回　 ヨコハマ映画祭　監督賞 脚本賞、助演女優賞
第26回　日本映画批評家大賞　作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞
第90回　キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テン7位、主演女優賞、助演女優賞
                  ほか多数の賞を受賞